[平成12年 第2回定例会]-[07月11日-07号]-P.370
◆13番(浅野文直)
◆13番(浅野文直) おはようございます。私は,健康福祉局長と環境局長に一問一答方式にて,霊園の整備計画について伺います。
それでは,昨年4月に初当選させていただいてから思うんですが,驚くほどにお通夜の数が大分多くなってまいりまして,そこで霊園整備計画に先立ちまして,健康福祉局長に市内の火葬件数がここ数年どのように推移されているのか伺います。
○議長(小泉昭男) 健康福祉局長。
◎健康福祉局長(柏木靖男) 火葬件数についてのご質問でございますが,市立葬祭場での火葬件数は,平成7年度では6,022件,8年度では6,173件,9年度で6,370件,10年度で6,535件,11年度で6,619件と,平均2.4%の増加率を示しておりまして,本年度の火葬件数はおおむね7,000件を予測しているところでございます。また,都道府県別将来推定人口から見まして,本市の死亡者数は,平成17年度で7,870名を,22年度では8,890名を推計しております。以上でございます。
○議長(小泉昭男) 浅野議員。
◆13番(浅野文直) ただいま順調にふえているというご答弁をいただきましたので,おかげさまでこのまま質問を続けることができます。今いただいたご答弁,さらには国立社会保障・人口問題研究所が編集しております「将来の人口の推計」といったものによれば,死亡者数は平成48年,2036年には,数年前の平成8年の約2倍になるといった結果等も出ております。こうしたことを背景に,環境局長にお伺いいたします。
経済の高度成長による都市人口の増加,核家族化,少子・高齢化という現代において,お年寄りの不安材料として十分な年金受給が受けられるのか,要介護となったとき必要な介護サービスや適切な医療を受けられるのかなどとともに,生を受けた以上,必ず迎える死,その後入るべきお墓はどうなるのかといったことは大きな悩みであります。また,数年前には「お墓がない」などといった映画も注目を浴びておりました。そこで,現在までの市営墓地,民間墓地の整備状況と人口推計などから見る今後の需要数の見通し,また墓地に対して市民意識がどのように変化してきているととらえているのか伺います。
○議長(小泉昭男) 環境局長。
◎環境局長(山克彦) 市営霊園などについての幾つかのご質問でございますが,初めに市営霊園及び民間墓地の整備状況についてでございますが,現在,本市には緑ヶ丘霊園,早野聖地公園の2ヵ所の都市計画墓園がございますが,平成11年度末現在,緑ヶ丘霊園は2万3,912基,早野聖地公園は7,502基,合わせまして3万1,414基の墓地整備を行ってきたところでございます。また,宗教法人の墓地は136ヵ所,4万9,196基,個人の墓所は54ヵ所でございます。
次に,今後の需要数の見通しでございますが,平成2年に,長期的視点に立った市営霊園のあり方について公園緑地審議会に諮問したところ,平成7年度から平成22年度までの間に新たに必要な墓地需要数は2万5,000基との答申をいただいたところでございます。
次に,墓地に対する市民意識の変化についてでございますが,今日の家族形態の変化,価値観の多様化などに伴いまして,1家族1墓地の希望や地方からの改葬を望まれる方,また老後に備えて生前に墓地を確保しておきたいとされる方が増加するなど,確実に市民意識が変化しつつあると考えております。以上でございます。
○議長(小泉昭男) 浅野議員。
◆13番(浅野文直) ただいまの答弁で今後の需要数がわかってまいりましたけれども,市民意識調査の中で市民の方々が最大でどの程度の範囲内の距離であればお墓を所有したいと思われているのか把握していましたら,お答えいただきたいと思います。
○議長(小泉昭男) 環境局長。
◎環境局長(山克彦) 墓地に関する市民意識調査についてのご質問でございますが,平成2年度に増大する墓地需要に対処するため,市民ニーズを的確に把握し,今後の霊園の基本的方向,方策を検討する上での基礎資料とするため,アンケート調査を実施したところでございます。このアンケートの中で,自宅から墓地までの所要時間についての設問に対し,全体の約77%の市民が2時間以内までのところを望まれている結果が出ているところでございます。以上でございます。
○議長(小泉昭男) 浅野議員。
◆13番(浅野文直) 今ご答弁いただきました2点に関しまして,幾つか再質問いたします。
2万5,000基程度の需要見通しに対する整備計画,さらには,現在計画の進捗状況は,どの程度地主とコンセンサスがとれ,取得が進んでいるのか及び早野聖地公園基本計画に対して,同じことになりますが,土地の取得計画状況を,お聞きします。さらには2時間以内の範囲でお墓を所望される市民が77%でしたけれども,2時間ということであれば,当然,市外も含まれると思いますが,市外への墓地整備計画があるのか。また,現在でも応募倍率が30倍を超えると言われてます無遺骨者のための合葬形式墓といったものの計画予定があるのか伺います。
○議長(小泉昭男) 環境局長。
◎環境局長(山克彦) 市営霊園の整備計画などについての幾つかのご質問でございますが,初めに,需要見通しに対する整備計画についてでございますが,早野聖地公園におきまして,平成6年に策定いたしました基本計画に基づき,平成7年度から平成22年度までに新形式墓地を新たに1万9,000基整備する計画としております。
次に,早野聖地公園の整備計画の進捗状況でございますが,これまでに事業認可区域約35.5ヘクタールのうち,約67.3%に当たります23.9ヘクタールの用地を取得し,新形式墓地として壁面型墓地1,000基,芝生型墓地1,200基,及び集合個別型墓地600基,合わせまして2,800基を供給したところでございます。今後におきましても,地権者のご理解,ご協力をいただきながら計画的に供給してまいりたいと考えております。
次に,市外への墓所整備についてでございますが,先ほどもご答弁申し上げましたとおり,早野聖地公園基本計画の中で,新形式墓所を新たに1万9,000基整備する計画としておりますので,当面はその実現に向け,努力してまいりたいと考えております。
次に,合葬型墓地計画についてでございますが,早野聖地公園の整備計画の中で進捗状況と,利用者のニーズなどを見きわめながら,今後,調査,研究を進めてまいりたいと考えております。以上でございます。
○議長(小泉昭男) 浅野議員。
◆13番(浅野文直) ぜひ1万9,000基の整備計画が確実に供給していただけるように,切に願うものですが,整備計画し,今までも市民に利用されていますお墓ですが,少子化の進展,身寄りのない方や跡継ぎのない方がふえてくる。また,先祖供養への意識変化などから墓地の無縁化が一層進むと思われますが,無縁化への対応は,今後どのようにされるのか伺います。
○議長(小泉昭男) 環境局長。
◎環境局長(山克彦) 無縁墓地についてのご質問でございますが,近年の少子・高齢化,核家族化の進行,さらには家族間の変化などに伴い,無縁化する墓地は増加するものと思われます。こうした無縁墓地を少しでも解消するために,すべての墓地使用者に対しまして,毎年管理料納入通知書を発行する際,住所変更や承継手続の必要性などの周知を図っているところでございます。なお,早野聖地公園の新形式墓地につきましては,無縁墓地の発生を防ぐため,10年間の有効期限を付して使用許可書の更新をするよう条例に規定しているところでございます。以上でございます。
○議長(小泉昭男) 浅野議員。
◆13番(浅野文直) 必ず迎える死でありまして,これからの高齢化時代に福祉サービスという観点からも非常にお墓に対する要望というものは,応募の倍率から見ても本当に高いものです。ぜひ,地元の方々の理解と協力を得ながら,今後の需要を的確にとらえて,安定供給,また,無遺骨不参者の方は,生前にお墓を何とか用意したい希望も大変強いわけですので,合葬型墓所の研究なども進めて,墓地需要に的確に対応していただくよう強く要望して,終わります。